ウェットスーツには様々な効果があるのをご存じでしょうか?
夏でもウェットスーツ着用を勧めるには、ちゃんとした理由があります。
【浮き効果】
人間は空気を吸うと、体全体の約2%だけ水に浮くようにできています。
顔が水面から出ていれば、鼻や口で呼吸ができるので、その状態で浮いていれば溺れることはないのかもしれません。
しかし、足が下になると体が縦になるので、水面から出る約2%は頭のてっぺんになり、顔は水面下に沈んでしまいます。
ウェットスーツの素材であるネオプレーンは、独立した多くの気泡を含んでいているので浮力があります。
例えば体重60キロの人の5㎜のウェットスーツで約6(体全体の約y6%)の浮力があり、3㎜ウェットスーツは約3L(体全体の約3%)程の浮力があります。
空気を吸っていない状態でもウェットスーツをきているだけで、体の約5%~3%水に浮くだけの浮力を得ることができます。
【体温維持】
海水は良伝導体なので熱をよく伝えます。
つまり冷えやすく、熱くなりやすい特性を持っています。
ウェットスーツの素材であるネオプレーンは多くの気泡を含んでいるので、熱の伝導を遅らせることとができる=保温ができるということです。
ウェットスーツの中に水が入ってきても体にウェットスーツがフィットしていれば、入ってきた水は体温で温められるので寒さを感じにくくなります。
【体の保護】
皮膚が露出する面積を少なくしてあげることによって、サーフボードやフィンとの接触時における怪我の軽減にも効果を発揮します。
クラゲや貝・日差しなどからも身を守ってくれます。
暖かくなり薄着でのサーフィンが気持のよい季節ですが、体にフィットしたウェットスーツを正しく着用し、安全にサーフィンを楽しみましょう!