サーフィンを愛してやまないみなさま!
もうすぐトップシーズンがやってまいりますね!
「えっ!?サーフィンのシーズンって夏じゃないの??」
と思ったあなた、サーフィンのシーズンは冬ですよ!
なぜなら、、、
冬の九十九里エリアはいい波が立つことが多いからです!
ではなぜ冬に波がよくなるのか、以下で解説いたします!!
理由は冬に発生するアリューシャン列島付近(カムチャッカ半島とアラスカの間)の大型低気圧に起因するウネリが九十九里エリアに届くからです。
冬に大型低気圧がアリューシャン列島付近に発生する理由は、シベリアに大型高気圧が発生するからです。
地球上の気圧は常に平準化されており、地球は常に気圧のバランスをとる動きをしています。あるところで気圧が高くなったら、他のところで気圧を低くするような動きを見せるのです。
そのため、シベリアで高気圧が発生すればバランスをとる場所として、アリューシャン列島付近の気圧が相対的に低くなるという現象が起きます。これがいわゆる、「西高東低の気圧配置」というやつです。
シベリアで大型高気圧が発生する理由は、放射冷却によりシベリアの空気がかなり冷やされるからです。
放射冷却とは太陽の光があたらない時間に地面から熱が宇宙に放射される現象のことです。
雲があると放射された熱が雲でブロックされて放射されにくいのですが、冬は空気が乾燥して雲が少ない日が多いので放射冷却による地面の熱の放射が多くなります。冬の朝のよく晴れた日はかなり冷え込むことがあると思いますが、これは放射冷却による熱の放射量が高まることによるものです。
また、北半球では緯度が高ければ高いほど、太陽の光に当たる時間が短くなります。(冬は夜が長くなります。)その影響もあり、シベリアの広大な大地では放射冷却により、ものすごい量の地面の熱が放射されます。
地面の熱が放射されれば空気は冷たくなりますが、空気は冷たければ冷たいほど重くなります。空気が重くなると空気が地面を押す力が強まるので気圧が高くなり、高気圧が発生します。このような理由で冬のシベリアには大きな高気圧が発生するのです。
冬の九十九里に届くいい波、、、
それは地球規模で織りなされる大自然の力によってもたらされるものでした、、、
サーフィンはそんな大自然と一体になれるアクティビティー。
とっても壮大で神秘的ですね!
というわけで、冬のサーフィン、超おすすめです!
皆様もぜひ!!