みなさんこんにちは!
なるほど講座のお時間です!
今回はクラゲとエイに刺された時の対処法をご紹介いたします!
クラゲとエイは海水温が高い時期に多く発生します。
だんだん秋の気配が漂ってきましたがまだまだ海水温はあたたかく、余裕で海パンで入れるくらいです。
この時期にサーフィンをする方は今回のなるほど講座の内容を覚えておいて損はないでしょう!
是非ご一読下さい!
【クラゲ】
■種類
九十九里浜エリアでのサーフィン中に遭遇しやすいクラゲは主に以下の4種類です。
ミズクラゲ
一番多く見かけるクラゲです。かわいい見た目をしています。
傘の直径は15~30cmほどです。触手はあまり長くありません。
アンドンクラゲ
傘の直径は2~3cmほどです。触手は20cm程度あります。
赤クラゲ
傘の直径は9~15cmほどです。触手は長めで、長いもので2m以上になると言われています。
カツオノエボシ
傘の直径は10cmほどです。青っぽい半透明でガラスの破片やビニール袋と見間違えそうな見た目をしています。触手の長さは様々で、長いものでは50m以上になると言われています。
■発生時期
ミズクラゲ
6月~8月頃に発生することが多いです。
アンドンクラゲ
6月~9月頃に発生することが多いですが、お盆以降に多いと言われています。
赤クラゲ
他のクラゲと違い14℃以下の低い水温を好みます。11月~5月頃に発生することが多いです。
カツオノエボシ
3月~8月頃に発生することが多いです。普段は沖合にいますが強いオンショアが吹いた後に浅瀬にいることが多いです。
■刺されるとどうなるか
ミズクラゲ
刺されてもほとんど痛みを感じません。
中には少しピリピリすると感じる人もいるようです。
アンドンクラゲ
刺されるとビリッとした痛みを感じるとのことです。刺された跡がミミズ腫れになることがあります。
アカクラゲ
刺されるとヤケドに似た痛みを感じるとのことです。ミミズ腫れや水疱、時に呼吸困難を引き起こすことがあります。
カツオノエボシ
刺されると全身に電気ショックを受けたような激痛を感じるとのことです。炎症を起こして腫れ上がり、高熱が出る場合もあります。また刺された後はケロイドになり跡が残る場合もあります。また痛みも一瞬ではなく長引くとのことです。
カツオノエボシに刺されると命に係わる事態になる場合があります。
特に注意し、絶対に触らないようにしましょう。
■刺された時の対処法
クラゲに刺されたときは以下のように対処しましょう。
①すぐに海からあがる。
②触手を抜く。
※素手ではなく、手袋、タオルピンセットなどを使用しましょう。
※刺胞が食い込むため擦ってはいけません。
③海水で洗う。
※真水や水道水で洗うと浸透圧で毒が体内に回りやすくなってしまいます。
④冷やすか、40℃以上のお湯で温める。
冷やすと血管が収縮し、痛みや腫れが和らぎます。
温めることには毒を抑える効果があります。
応急手当としてはどちらでも構いません。
⑤本人が気分不良を訴えた場合、また蕁麻疹、咳投があれば、直ちに救急車を呼びましょう。
⑥心肺停止の場合も直ちに救急車を呼び、AEDを手配しましょう。また救急車かAEDが到着するまで心肺蘇生法を行いましょう。
※一人で対処しようとせず、周りの人に助けを求めましょう。
■サーフィン中にクラゲに刺されないようにするには?
①クラゲを見かけたら離れる。触らない。一度海から出てポイントを変える。
②夏場でも肌の露出を少なくする。水着でのサーフィンを避ける。ラッシュガードを着用する。
③クラゲ予防用のクリームを塗る。
ちなみに、ビーチではこちらのクリームを取り扱っております。↑↑↑
なんと、このクリームを塗るとクラゲが仲間だと認識してくれるとのこと!
通常、毒性を持つクラゲ、サンゴ、イソギンチャクなどはそばに寄ってきた生物を敵や餌と認識し刺しますが、中には刺さされずに共存する生物がいます。(ファインディングニモでおなじみのカクレクマノミなど)そのような生物はクラゲを仲間だと思わせる特殊な成分をだすのだそうです。そのことに着目し、応用されたのがこの「SAFESEA」というクリーム。日焼け止めとしても使用できますので是非お買い求めください。
ご使用の際には以下の注意事項を必ず守って下さい。
- ①塗ってから海に入るまでに10分以上間をあける事。
(ローションの膜が出来なくなってしまうため。)
- ②2時間ごとに塗りなおすこと。
【エイ】
■種類
サーフィン中に刺されるエイの種類は主にアカエイです。
大きさは数10㎝~最大で2mほど。しっぽが長く、しっぽの中腹に鋭い毒針があります。
■発生時期
海水温が高くなる初夏に増え始めます。
■刺されるとどうなるか
エイに刺される場所は主に足です。
ハンマーの尖った部分でたたかれたような激痛が走るとのことです。
次第に歩けないほどの痛みがヒザ下全体に広がり、ひどい場合は発熱、失神、アナフィラキシーショックによる血圧・脈拍の低下、呼吸障害で死に至る事もあります。
■刺された時の対処法
①すぐに海から上がる
②ペンチやピンセットを使用して毒針を抜く。
※体内に針が残った場合、折れても毒を出し続けます。すぐに病院で手術をして取り出しましょう。
③水で流した後、傷口を広げてポイズンリムーバーで毒を出す
(血が固まって毒が出ないこともあるので痛がっても傷口を広げる)
※冷やすと痛みが増します。
※指で押し出そうとしたり、もんでしまうと毒が回りやすくなってしまいます。
※ポイズンリムーバーに血が溜まってきたら水で流して再度使用しましょう。
④絆創膏(傷パワーパッドではない)に抗生剤を少し塗って傷口に貼る。
⑤本人が気分不良を訴えた場合、また蕁麻疹、咳投があれば、直ちに救急車を呼びましょう。
⑥心肺停止の場合も直ちに救急車を呼び、AEDを手配しましょう。
また救急車かAEDが到着するまで心肺蘇生法を行いましょう。
※一人で対処しようとせず、周りの人に助けを求めましょう。
■刺されないようにするには?
①エイに刺されないようにするために海の中はすり足で歩きましょう。
大体これで逃げていくそうです。
上から踏みつけると刺されます。
②浜に打ち上げられている死体に触らない
死んでいても毒は効くそうです。死体の毒針に触れないようにしましょう。
心肺蘇生法は下記をご参照下さい。
様々なサイトで紹介されていますが下記のサイトが簡潔で見やすく非常に分かりやすいです。
心肺蘇生法の手順|日本医師会 救急蘇生法 (med.or.jp)
以上、サーファーなら知っておきたい、クラゲとエイについてのなるほど~な豆知識でした!
でわ、また次回のなるほど講座でまたお会いしましょう!
さようなら~~!